http://blog.7gwalk.org/?eid=1262654
7G Walk 〜Water is Life〜2017 大鹿〜上関
お陰様でここまでとても良い感じで歩かせていただいています。日々の報告は7GWalkのFaceBook ページでしていますので、ぜひご覧下さい。
https://www.facebook.com/7gwalk/
今回は歩きながら、「水は命」であることを深く感じさせていただいています。
自然界の水の美しさや恵みの豊かさを体験しています。
そして、自分の中の水の働きも心を静めて敏感に感じながら、力に溢れて歩かせていただいています。
自分の感覚が開き、そんな水の恵みを深く感じることが出来ると、
「私の中の水と自然界の水は繋がっていて一つである」ことに気づきます。
水を意識的に飲むことを通して、湿度と共に呼吸することを通して、海や川や自然を見つめることを通して、水と太陽のハーモニーが織りなす虹を見て、エネルギーの循環を通して、そのエネルギーと共にあれば無限に歩けることを通して、様々な体験を通して、そのことを確信することが出来ました。
自然界の水の恵みの循環は無限で永遠です。海、太陽、雲、雨、大地、山、湧き水、川、木々、草花、生き物、里、町、海…
自分がその美しい循環の一部であることに感動したりもします。
私と自然は一つであり、私の中の水と、自然界の水は一つです。
Water is Life〜水は命である〜
自分を守ることは自然界の水を守ることであり、自然界の水を守ることは自分を守ることです。
今、上関と大鹿の自然と水が危機に面しています。そして、日本中、世界中の自然破壊と汚染もさらに進んでいこうとしています。
現代の日本を歩いていると、開発はもう充分で、物質も有り余っていることを感じます。ましてや、これから日本の人口は減っていきます。重要なことは今あるものを大切に使うことであり、これ以上の開発は必要ないと思います。公共事業は今ある物のメンテナンスや荒れた森林の保護などに力を入れるべきであって、これ以上、命の循環を傷つけるような行為も開発もしてはいけないと思うのです。
このような事実に目をむけることは、もう一度、人が自然と水の恵みの本質に気づきなおすチャンスととらえていきたいのです。そして、それは、水を守り、自然を守り、謙虚に感謝して生きる道に戻る機会でもあるのでしょう。もしも、戻れることが出来るのであれば、その命の道は素晴らしく、私たちを元気と喜びに満たし、平和で持続可能な社会を作っていく!礎となるでしょう。歩きながら、そのことを内側で深く感じています。
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上関の現状
昨年(2016年)の10月に虹のカヤック隊の原さんを訪ねて上関の現状を聞いた時の記事です。
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262614
山田
「上関の状況はいかがですか?」
原さん
「急に埋め立て免許の延長が急に許可されて(2016年8月)、びっくりしています。これまでも6〜7回補足説明というのを繰り返し、免許の失効を引き伸ばしてきました。本来は免許の期限が切れた後、三ヶ月以内に延長の可否を決めなければ免許は自動的に失効するという法律があるはずなのにです」
山田
「それでは、なぜ免許の延長は許可されたのですか?」
原
「県の説明書には、上関が重要電源開発地点に2000年に指定されていて、それが有効だから、という主旨の文が短く書かれていました」
山田
「たったそれだけですか?」
原
「主に説明された理由はそれです。県はその後に、福島原発が爆発したことや、その後も終息していないことなどはまったく考慮されていないのです。県民の安全や健康を守ること、自然保護を考えることは県政にとって必要なことと思うのですが…」
山田
「許可の条件とかは無いのですか?」
原
「県は、原発の新規増設のめどが立つまでは埋め立てはしてはいけないと言っています。しかし、増設のめどとは?判断基準がまったくあいまいですし、その判断も国の政策の上で、中国電力が判断して良いことになっています。免許にはなんら、その辺りに関する権威はなく、判断を県は丸投げしている感じです」
山田
「田ノ浦は今すぐにでも埋め立てられしまうのでしょうか?」
原
「国の政策が原発の新規増設を認める方向に進めば、その可能性は高いということです。世論によるところが大きく、私達が命の大切さと、原発の危険性を訴え、皆に伝えることが今は重要と思います」
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そして、こちらが2017年6月9日に経済産業省が出したエネルギー基本計画の提案には、原発の新規増設が明記されていることを知らせる記事です。
http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/b28d3d68bc58d9094ce416622158c44d
経済産業省は国のエネルギー基本計画の見直しに着手する。将来の原子力発電所の新増設や建て替えの必要性の明記を検討する。原発依存度を低減させる方針は堅持しつつ、長期的に電力の安定供給や技術や人材の確保のために最低限の原発が必要だと提起する考えだ。ただ原発再稼働は進んでおらず、世論の慎重論も根強いため、新増設のハードルは高い。
経産省が月内にも省内に有識者会議を立ち上げる。その後、総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)で本格的に議論して素案を作成。2017年度内の閣議決定をめざす。
☆ ☆ ☆ ☆
このような事実があります。
国のエネルギー政策が、原発をこれから新規増設する、つまり上関に新しい原発を作る方向に変わる可能性が出てきました。
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そして、それに対する一つのリアクションがこの記事
国内最悪の内部被曝事故の3日後に出た「経産省の原発新増設記事」は大問題だ!
http://lite.blogos.com/article/229325/?axis=&p=1
☆ ☆ ☆ ☆
福島原発事故は収拾不可能で、高速増殖炉「もんじゅ」や再処理工場の六ケ所の計画も失敗しました。約1万7000トンある使用済みの核燃料は行き場もなく、その核のゴミを無害化するのに10万年かかるといいます。完全に原発政策は失敗と言えます。誰にでも、失敗はあるものです。その、失敗を認めて、反省し、償い、謙虚に行動しなおすしかありません。原発・核政策は諦めるべきでしょう。そして、謙虚に自然と共に生きましょう。
原発政策は私たちが選んだ政治家が決めたこと、つまり私達の意識や無意識・無関心の鏡でもあります。そして放射能で汚染された大地や人々は私達と繋がっているのです。
この問題を自分の事として考えたいと思います。そして、人の限られた意識が作り出した、どんな問題よりも、命の力は本来偉大であり、愛に溢れて、優しいことを覚えておきたいと思います。
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日本と対照的なニュースが最近(2017年6月19日)韓国から入りました。韓国の文大統領の脱原発政策を宣言するスピーチの全文がこちらのブログにあります。
http://ooma.exblog.jp/237113004/
福島原発事故をきっかけにこのような政策を宣言するにいたったそうです。
感動的な文なので全文読むことをお勧めしますが、ちょっとだけクローズアップします。
「これまで、わが国のエネルギー政策は低コストと効率性を追求してきました。発電単価の低コスト化を最優先し、国民の生命と安全を後回しにしてしました。持続可能な環境についての考慮も軽視してきました。原発エネルギーはエネルギーのほとんどを輸入に頼らねばならず、わが国が開発途上にある時期に選択したエネルギー政策でした。
しかし変えるべき時がきました。国家の経済水準が変わり、環境の重要性についての認識も高まりました。国民の生命と安全が何よりも重要だということが確固たる社会的合意として根付いています。
国家のエネルギー政策もこのような変化に足並みをそろえるべきです。方向は明らかです。国民の生命と安全、健康を脅かす要因を取り除いていくべきなのです。持続可能な環境、持続可能な成長を追及すべきなのです。国民の安全を最優先とする清浄なエネルギー時代、私はこれがわが国のエネルギー政策が追求する目標だと確信します。」
このような意識を政策レベルにまで顕現させた韓国の皆さんの意識を讃え、見習えたらと思います。私達もこのようなことが出来ると信じて、祈り行動していきたいです。
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2017年8月
エネルギー基本計画では今回、原発の新規増設は見送られました。
http://www.asahi.com/articles/ASK815FX0K81ULFA016.html
しかし政府の中にはいぜん原発の再稼働を推進する意見も根強く
今後の展開には注目が必要です。
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Water is Life
Stand with Standing Rock
このことは今までもブログでお伝えしてきました。
Standing Rock について 〜日本山妙法寺 安田純 法尼のお話から〜
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262633
スタンディングロックについて 〜数字的なデータなどのまとめ〜
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262635
祈りと非暴力運動で問題の解決を! 私(7g山田)が思う、Standing Rock と共に立ち上がることの重要さ
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262638
以前のブログからの抜粋です。
「スタンディングロックで、祈りのもとに、愛や尊敬、智慧や真実をもって戦う、戦士の文化が蘇っています。」
「スタンディングロックはこれからアメリカ、そして世界の精神的改革の中心になると感じています。
スタンディングロックと共に立ち上がりましょう。」
「問題を解決するとしたら『祈り』が解決をします。全てが繋がっていると思う人、向こう側に立つ人とも繋がっていることを理解し、その人達のことも思える人だけが、前線に立って欲しいと思います。」
スタンディングロックのことは有名になり、祈りが大きく展開している姿がアメリカでは分かりやすく現象として表れてきました。
問題を解決するネイティブの祈りとは?
サンライズセレモニー
日常の夜明けの奇跡的とも思える空に触れて、祈らずにはいられない気持ちで祈ってしまう。太陽そのままの姿に感動し、水そのまま、人そのままであることの素晴らしさと強さと説得力を取りもどす。
全ては一つであることを思い出す
人のその祈りの行為があの夜明けの太陽のクオリティー、本来の生命のクオリティーに個人的にも集団的にも達した時に、人の心は自然と開かれ、自分と川が一体であったことを自然と思いだすでしょう。そして、その思いだす力、繋がり直す力、すなわち祈りの癒しの力で、敵の心をも生命のありのままに戻してしまうことによって、問題を解決しようとしているのだと思います。
「祈りとは思い出すことである」
分断という現代世界の現象によって、人類は滅亡の危機にあると言っても過言ではないのかもしれません。その分断を生み出しているのは、閉じてしまう人の心の傾向です。それは敵の心にあり、仲間の心にあり、自分の心にあります。この傾向を克服するために、継続的な祈りという行為が行われてきたのです。「祈りとは思い出すことである」と聖者が言ったのを思いだします。
私達は繋がっています。
問題の原因としても繋がっていますし、そして、その問題を解決していく心としても繋がっています。
お金で協力するという形で、水を汚染し自然を破壊するその強大な力の一部に日本に住む私達が無意識になってしまっているのです。
自然や全てと繋がっていることを忘れなければ、自然を破壊せずに、人類が豊に暮らしていくことはできるはずです。
このダコタパイプラインも原発も、そのような現場に行って感じる感覚は似ていると思います。
目の前にあるのに手出しをすることは不可能で、巨大な物体を作った原因、つまりお金の源をつきとめなくてはならず、そのお金が来た所はどこか?と思いますと、それは人のニーズであり、人のニーズは人の心が生み出しているということなります。人の心の一番深い部分に対処できるのは祈りです。
ですから、祈りで問題を解決するということは、問題を根源的に解決するということになるのです。
その有効的な智慧を人類はいままで沢山蓄えてきました。
人の心の影響が世界中に及んでいく事実を思い出さなくてはなりません。
私達の心も世界中と繋がっています。交通網や情報網の発達によって世界中の心の繋がりも確信的に強くなりました。ですから、スタンディングロックの問題が解決されることは私達の心の問題が解決されたということになり、心の問題が解決されれば私達の問題も解決されるでしょう。
そのことを理解している人は世界中でスタンディングロックと共に立ち上がっています。
問題の解決を祈りに求めることが、本質的な解決になる事に多くの人が気づきはじめています。
スタンディングロックは心開いた私達にとっての希望であり、同時に緊急を要する危機に面していることを忘れてはいけないと思います。
ですから、私達はスタンディングロックと共に立ち上がろうとしているのです。
祈りとは、本質を思い出すことであり、繋がり直すことであり、癒しである。
そしてその祈りが世界の問題を解決し、7世代先の未来の子供達に幸せが届きますように。
スタンディングロックと共に立ち上がりましょう!
ホーミタクエオヤシン
山田拝
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スタンディングロック訪問記
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262655
今年2017年4月に私がスタンディングロックに訪問した時にはパイプラインは出来てしまっていました。
2016年4月に20人くらから始まったキャンプは2016年11月に約1万人に膨れ上がり、大きな共鳴と反響をよんでいました。その甲斐あって昨年の12月にはとうとうパイプライン制作は中止されたのですが、大統領の交代に伴い、政策がまた反転して、工事を強行されたのです。
しかし、目覚めた人たちは、全米、全世界の自分の地域にもどり、各地域の問題に立ち向かい、この祈りと方法で立ち上がっています。いまや祈りの運動の最前線が、その全ての場所に飛び火したということです。
そのことをLongest Walk 5 に参加してみて確信しました。次の世代の祈り人やリーダーも目覚め、力強く、祈りと共に非暴力の活動を続けています。
今、日本の私達も同じように、祈りと共に立ち上がれたらと思います。
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Stand like Standing Rock
Water is Life
私たちが目覚め、世論を命の道に導いた時に
上関の原発や、大鹿村のトンネル問題が根底的に癒されるのだと信じています。
共に、命の道を歩みましょう!
ホーミタクエオヤシン
山田拝
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7 Generations Walk ~Water is Life~ 2017 http://blog.7gwalk.org/?eid=1262654
大鹿村のリニアについて http://blog.7gwalk.org/?eid=1262658
上関原発の現状について http://blog.7gwalk.org/?eid=1262664
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