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6月26日 ファイナルイベント@高尾山
6月26日 ファイナルイベント@高尾山日影沢キャンプ場

いよいよファイナルイベント!
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朝ごはんを緑の中、いただきました。
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屋根に森が!
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ファイナルスタートということで、Starting Up Songをみんなで歌います。
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気持ちがあげて、ひとつに。

坂田さんのガイドで高尾の森を歩きます。
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高尾の森に入っていきます。
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水がホントに綺麗で豊かなところ!

高尾山は植物だけで1200種類
昆虫は約5000種いて日本の3大生息地の一つです。
トンボだけで約80種、ちょうちょも約80種、かみきり虫にいたっては150〜160種います。
鳥の鳴き声も良くきこえ150種(日本の鳥類種の4分の1)生息しており、動物もまた数多く生息しています。
これは高尾の豊かで清らかな湧き水が育む、奇跡の生態系で、本当に本当に豊かな森です!
こんな自然がまだ東京に残っています。

この森を歩けばこの自然の豊かさが感じられ、
足をとめて耳をすまし、しゃがみこんで目をこらせば更に感じられ

更に坂田さんのガイドで知恵が加われば、
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それはもう感動!としか言いようがありません。

例えば、この実は「龍のひげ」という草の実。
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土の上にこんな実がなっているなんて、知らなかった。

この木はアブラチャン。
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この木から採れる小さな実から油が作れます。

皆興味津々!
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これはムラサキケマンといって、
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葉の先に水滴が溜まっているのが見えますか?
これは水分を多く取り込んで、余分な分を水滴にして葉の先から出す機能がついている葉なのです。一枚一枚の葉の先にこの水滴がついているさまがホント綺麗で!


この草は、シャガといって、
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薄紫のきれいな花が咲く草ですが、土の上に根のネットを巡らせて、土砂崩れを自然に防いでくれています。
高尾山に雨がふっても川が綺麗なのはこのシャガの根が土留めの役をはたしているからです。


クルミをリスが食べたあと!
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沢山の動物が生きていることを感じられます。
ん〜命が皆で生きてるって感じです。

この虫は、千と千尋の神隠しの「釜爺」のモデルにもなっている「ザトウムシ」という虫です。
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クモみたいに足が長いですが6本で、クモとは違う種類の虫なんですね。
死骸なども食べてくれて、森の循環を影で支えてくれている大切な虫なんだそうです。
そして、菌類やきのこがさらに分解して全てのものを土にかえしていきます。

全ての草木や昆虫や動物に名があり、全てが関係しあってバランスをとりながら循環して自然のサイクルを作っています。
ひとつでもかけるとそのバランスが崩れてしまうのです。
全ての命が大切!

川の傍の岩の上にアブラチャンが生えています。なんという生命力!
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石の上に木が生えられるのは苔のお陰です。
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苔がどんどんあつくなると命のざぶとんのような役目をはたし、苔があれば岩の上に根がおろせなかった植物の種が根を張れるようになります。
そして草木が根を張ることによってさらに別の種の生物もやってきてどんどん命は豊かになっていきます。
屋久島もじつは岩だらけの島ですが、この苔のお陰で縄文杉も生えることができているそうです。

ん〜目を凝らせば凝らすほど凄い!
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命の宝庫!高尾山!!

みんな大感心で!さらにツアーは続きます。
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途中でグミの実を食べました。
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美味しい!


しばらく行くと工事現場が見えてきます。
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高尾山のトンネル開発現場です。
こちら側の裏高尾は民家が多いので、足場などを大がかりに組んで、工事がすごく進んでいるように見せているのだそうです。

反対側の表高尾のトンネルを掘った方は、1日200トンの水が噴き出して、トンネル工事は200メートル掘られて現在中断されている状態です。あまりにも水が出るのでセメントミルクなどを使って海底トンネルと同じ方法で掘っていますが莫大な費用がかかっています。

ここから虔十の会が出しているリーフレットから抜粋してみますと
高尾山のトンネル、なんと1メートル掘るのに約7000万円!総額1448億2000万円の費用がかかります。
これだけのお金をかけて都心の渋滞を減らすためにトンネルを掘って圏央道を開通させると言っていますが、圏央道を利用して都会を回避する車は0.6パーセントで実際にはあまり渋滞は減らないことがデータで分かっています。

近隣の交通の利便性といっても、国交省のデータでは、トンネルが開通しても国道16号は3分早く、129号は1分、八王子バイパスは変わらない!のです。

そんなことから経済効果もあがらず、凄い赤字道路になるそうです。
なんだか、昨年いった大阪の箕面のようですね。

もうなんの為の工事なのか?!

ちなみに写真の左側の山が八王子城跡で右側が高尾山なのですが、
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八王子城跡はトンネルをすでに掘られてしまっていて、ここにあった戦国時代から枯れていなかった井戸が枯れてしまい、御主殿の滝という国史跡の滝も枯れてしまいました。

地層が繋がっている高尾山と八王子城跡。トンネルを掘ったら八王子城跡と同じことが高尾山に起こります。

多くの滝や、湧き水は枯れてしまうでしょう。
高尾山は豊かな水があるからこそ、あのような豊かで感動的な自然が保たれています。
水がなくなれば、高尾山の生態系そのものが狂ってしまいます。

トンネルを掘って、この自然をホントに壊してしまっていいのか?
工事の費用はもちろん僕たちの税金です。
僕たちがあの高尾の自然を壊そうとしているのです。
考えるべきです。

どうしても道路を作りたいなら高尾山を迂回することだってできるはず!
いまはまだ工事が止まっている状態なので、まだ間に合います。
皆で考え直したい!

この自然は7世代先の子供達にものこしてあげたい!
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皆衝撃を受けましたが、更に進んでいきます。

マタタビの葉っぱは、今の時期だけ白くなるそうです。
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何故なのかは、学者さんもわからないそうです。
自然には神秘がつまっています。

高尾山の源流へ。
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気持ちがいい。

みな野生に戻ってしまいました。
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源流からの帰り道、アサギマダラという蝶に出会いました。
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この蝶は1000キロの旅「わたり」をしてこの高尾山までたどりついた蝶だそうです。
凄いですね。
僕たちも旅をしてきたので、なんだか凄い親近感を覚え、また感動しました。
アサギマダラは1000キロの「わたり」旅をして、僕たちも約800キロ以上を歩いて旅をしてきたので実感を持ってわかることは世界は全て繋がっているということです。


虔十の会のツリーハウス。
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樹齢80年のモミの木に建っています。
自然の中って気持ちいい!
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人は大地と水からできた植物を食べ、植物が作った酸素を吸い、
自然の循環の中で、魚や鳥などの命をいただいて生きています。
人は自然のサイクルの一部であり、自然の中にこそ居場所があるのです。

だから自然のなかにいると、本来の居場所に戻った安心感で皆安らぎ、笑顔になり、楽しくなるのではないでしょうか?

高尾山には今の社会の縮図が現れていると感じます。
開発をやみくもに進めてきた今までの社会構造を見直すべきです。
高尾山が守られたら流れが変わるかも!

大丈夫!!自然の偉大さと慈しさは歩いてすごく実感して来ました。
自然を信頼してそこに戻ることを僕たちが選ぶことができれば
自然は再びその偉大さをもって、自然自身を癒し、づっと続けてきたそのサイクルに戻っていくでしょう。
人もそのサイクルに含まれるべきです。

そして、人間が本来いた自然のサイクルの中にもう一度もどり、眠ってしまっていた感覚を取り戻すことができれば、私たちは根底から満たされることができるでしょう!
僕たちが7 generations walkで満たされたように!

7 generations walkには感謝と感動がありました。
そこから未来を考えるべきです。

7世代先の子供達に幸せを届けたい!
このメッセージが皆の心に届きますように!

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ネイチャーウォークが終わったら、みんなでゲルを建てます!
長野から旭工房のエイさんがご好意で運んで来てくれました。

皆で荷物をおろします。
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最初に入口の扉を作るのですね!
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面白い!

その周りにじゃばらの壁を丸く伸ばして!
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その間に昼食もみんなで作ります。
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屋根組をてっぺんの縁を中心に立てかけていきます。
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だんだんゲルが形になってきます。
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枠組みができたら屋根にシートをかけて
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えい!
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形がほんとうに美しい。
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約1時間半でゲル完成!
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ご飯もちょうど出来て!
おにぎりと
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パスタ!
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皆で作ったごはん!ホントに美味しそう!

ゲルの中で、昼食。
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いや〜〜なんだか落ち着きます。
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丸が良いのかも!

続いてハチのライブ。
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みんな踊って、盛り上がりました。
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祝太鼓!!

ハチの皆もホント来てくれてありがとう!

このころでもうすでに5時半ころ!
時間が過ぎるのも早いです。

あっと言う間に暗くなり、雨も降ってきました。
なので、ゲルの中でライブを!

長野の大鹿村でもお世話になったアンバサのタケル君が歌ってくれました。
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だんだん皆集まってきてね。
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夜ごはんはカレー!
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外で火を焚いて作りましたよ!
なんだか温もりがこもって美味しいように感じます。
ウォーク中ホントにご飯も美味しかった!

ご飯食べる頃にはすっかり外は雨が本降り!
ゲルがあってホントに良かった!
エイさんありがとう!!!

8時ころから本格的にトークサークル開始!
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7世代先の未来に幸せを届けよう!とここまで歩き、本気で考え、感じてきました。
ウォーカーにはぜひそのメッセージをシェアして欲しい!
今日は朝まで時間があるから、時間は気にせず、本気で心ゆくまで伝えあい、響合おう!ということで、話したり歌ったりいろいろしよう!

ということで最初は景気づけにインディアンソングを!AIMソングを歌いました!
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それからどんどん本気トーク&ライブが7 generations walk方式で進んでいきます。
7 generations walk方式は話したひとが次に話す人を指名するリレー方式です。
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皆、ウォークの雰囲気そのまま、楽しく、開いて、話したり聞いたりしてくれました。
皆本気だからすごく濃くて楽しかった!ぜんぜん飽きず眠くもならなかった!


なんとその時間にして6時間!
7 generations walkでは、みんなの声が聞きたい。
誰かがしゃべって、誰かはただ聞いているだけという、隔たりをなくしたい。

ひとりひとりが感じることを目的とするから僕たちはみなで歩いています。

感じるためには心開くことが必要で、心開く為には無理しないことと、限りない時間が必要だったりします。
心開くために、音楽がカギになったりすることもあり!
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なんだか消費と供給という図式ではなく、みんなが持っているもの、感じていることを自発的にシェアしていきたい。それを僕たちが推奨している縄文式と思っています。

皆で作る7 generations walk!皆で作っている世界!
全てのものに命があり、全てのものが関係しあって、ウォークも世界も出来ています。
無駄なものなどなにもないし、一人でも一つでも欠けたら、ウォークも世界もそのバランスは崩れて、別の物になります。

僕一人の存在が、皆一人一人の存在が影響しあって世界を作っています。

その事実を実感することが世界を実感することであり、7 generations walkは実感する場を、リアルな世界を実感する場を皆で作っていきたい!

だからゴールという特別な時だから特に、皆の声が聞きたかった!
その場を皆で持つことが自然だと感じたので、雨の音が聞こえる中、ゲルの中で、時間の感覚がわからなくなるような時間を過ごして、3時までお話をしました。
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お話の内容はそれぞれ濃くて熱くて文にすることができません。
きっと、実際にこの場にいた皆が自分の言葉と存在でこれからそれぞれがそれぞれの場で伝えてくれるでしょう。

僕たちが伝えたいのは情報ではなく、心に届くメッセージ!

7世代さきの子供たちに幸せが届きますように!
All life is sacred!

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本当に伝えたいことは、人の心から心へ伝わっていくと信じています。



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