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結い旅 参加報告〜流域という視点で暮らしを見直す〜
5月3日で結い旅から帰ってきました。
(5月2日夜の交流会@飯田 上久堅 風張サロン)

11日までの行程は若いメンバーが中心になって歩いて行ってくれています。
旅の無事を祈っています。

私達が今回、結い旅に参加して学んだことをシェアさせていただきます。

★ ★ ★ ★

結い旅で学んだこと。

今回僕たちは結い旅で
「流域」という視点で
暮らしと命の繋がりを考えなおす重要性を
体感することが出来ました。

(足神神社の湧き水にて)

自分の飲んでいる水は、いったい何処から来ているのか?
人間の体の約60パーセントは水で出来ています。
その水源である山や、経路である川を、
清浄に保つことは当然のように大切なのに、
あまりその事を意識していなかった自分に気づきました。

浜松、東京や名古屋、大阪、広島、福岡などの都会は海に面している事が多いです。
山や川と生活の繋がりを特に考えなければならないのは都会で生活している私達だと思います。


山や森は荒れています。
去年のウォークの時も感じていましたが
それは酷い状況です。
植林された木々が採算が合わないということで整備されず、山や森が荒れ
土砂崩れが多発し、水源も危うくなっています。

外国産の木の方が安いということで
国産の木は使われなくなり、日本の林業はダメになりました。
そして、外国の木を無造作に輸入し、外国の森林破壊をも招きました。

安くて便利な外国の木を使うことで
世界の森林を破壊し
日本の国土を荒廃させているのは事実のようです。
経済原理のみで生活を進めた弊害です。

(浜松にて)

森の木を買うのは都会の人達が多いのです。
安い外国の木を使うのか?
日本の木を使うのか?
大きな自然の循環を考えて選択しなくてはならない時なのではないでしょうか?
今は昭和30年代に植林した木がちょうど使い時です。
今、計画的に日本の木を使い、森をどう整備していくか?を考えなければなりません。
それは、日本の国土と私達の暮らしの未来を考えることなのです。
TPPで自由貿易にして経済の原理だけで
世界を進めていくのは危険です。
自然の循環の視点で未来を考えなければならないと感じています。

(天竜川沿いを歩く)

結い旅で、天竜川流域を歩きました。
様々な素晴らしい人達に出会いました。

(東栄町 志多ら さんとの交流会にて)

浜松のトランジションタウンの皆さんや
東栄町の志多らの皆さん、
遠山郷の木沢や下栗の皆さん。

(下栗の集落にて)

祈りと文化を継承しようとしている人達。
そこには、自然に対する敬意と祈り
森と共に暮らす智慧が残されている気がしました。
命の源と繋がる事は
感謝であり、喜びであり、感動だということを
そこに息づいた文化を通して見せてくれました。

(木沢集落の八幡神社 霜月祭りの祈りの場)

自然への感謝と、畏敬の念をもって暮らしてきた文化を
現代に取り戻していかなければなりません。

そして流域で繋がって
一つの流れの中に共に暮らしている者として
自分の場所で水を汚さないこと、
水源を守る為にお互い助けあうことが必要だと思いました。
下流に住む者も、上流に住む者も、皆同じ水を飲んでいる
生命共同体なのです。

今日も水を飲む時に
水源の山と川の事を思い出します。

山や川を綺麗に保ってくれている人達や
大地自然の働きに感謝します。




川の上流の水源、雄大で神々しい南アルプスにトンネルを掘って
リニアモーターカーを通す計画があります。
水源を汚す計画。
新幹線の利用者数も減り、必要でないはずなのに
なぜか莫大な環境破壊をしてまで建設しようとする
リニアモーターカーに時代錯誤な感覚を覚えます。

(浜岡原発付近)

そして天竜川の河口
浜松の近く、浜岡には活断層の上に在るが故に
世界一危険だと言われる浜岡原発があります。
原発の安全神話という幻想は崩れ去りました。
天竜川流域の安全を考えるのならば
浜岡原発のことを無視できないのは事実です。

福島原発の事故以後
今や、自分の故郷や暮らしを守る為には
放射能汚染の事を考えなければならない時代になりました。
事実、そのことで故郷を奪われる人達も大勢いて、
飲み水や食べ物も確実に汚染されているのですから。

そして原発の原料であるウランは、アメリカ、オーストラリアやインドなどなど
世界中で掘られている。特にネイティブの土地から来ていることが多いのです。
原子力政策と世界規模の汚染はワンセットです。

木の問題
ウランの問題を考えても
私達の暮らしは
世界の環境問題と繋がっているのは間違いないのです。

(下栗にて ロバートさんのスタッフを担って歩く)

今回、
世界平和を訴えていた
ラコタのメディスンマン、ロバート・スティード師の
祈りの杖を担って歩きました。

その世界平和の祈りを心に歩くということは

私達の暮らしと流域という命の繋がりを取り戻す為。
そして、
私達の暮らしを守る為には世界の平和が必要なのだ。
ということを実感する為だったのだと感じています。

自分達の飲み水や暮らしは流域を守ることで清浄に保たれるでしょう。
そして
その流域を守ることで
世界から搾取しないですむ生活をしなくてはなりません。

それが、生活を通して世界平和に貢献することになるからです。

世界平和を意識しつつ
流域の繋がりを見直し
暮らしを守り
未来に繋げていく。

歩いて実感した
流域の命の繋がり。

繋がりを取り戻す事が癒しなのだと
ネイティブは教えてくれました。




山から水が湧き出し川になり、川は海に流れ込み、海は世界と繋がっている。

私達の一歩一歩が
その繋がりを思い出す祈りとなって
世界に届きますように。

お世話になった皆様
本当にありがとうございました。

ホーミタクエオヤシン

山田


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