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7月27日 水巻町 中村隆市さんのチェルノブイリ以来続けてこられた活動の取材報告  7 G Walk for Peace 2015 広島〜上関〜玄海〜長崎 21日目特別編
 

7月27日
水巻町のウィンドファームの中村さんにお会いしに行きました。

2010年のCOP10のあと、ふじいもん君に繋いでいただきまして、お会いしに来ていらい5年ぶりの訪問になりました。
中村さんはフェアトレードのオーガニックコーヒーの会社「ウィンドファーム」を経営しつつ、
チェルノブイリ以後、なんども現地を訪れ、事実を学び伝え、子供達や人々の健康を放射能から守るためにづっと活動されてきた方です。
その知識と智慧も膨大で、その一部はブログに紹介されています。
是非、ご覧下さい。
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze

そんな、中村さんの活動を勉強させていただき、皆さんにもシェアできればと思い、お話を聞けるチャンスをいただきました☆彡
中村さんは温和で理知的で優しく太っ腹な方です。直節にお話を聞くと、その精神や思いも伝わってきて、よりメッセージが心に刻まれたように感じました。
素晴らしいお話でしたので、お伝えさせていただければと思います。




フェアトレードのお話

中村さんはメキシコの農家さんたちとフェアトレードをしています。
「ナワット族」というネイティブの方々を中心にした「トセパン共同組合」がありまして、その方々と取引されています。その「トセパン」の農法や運営や生い立ちが素晴らしかったので紹介しますね。

以前はその地区のネイティブの中で、貧富の差が激しかったそうです。
それは、仲買人のネイティブだけが儲け、他のネイティブから搾取するシステムがあったからです。
移動方法が乏しいネイティブの土地に遠くから商品を運び高値で売り、そして、地元の方々が作った農産物を安く仕入れて、遠くに運んで高く売る。そんな方法で仲買人だけが裕福な生活をし、庶民は貧困に苦しんでいました。
そんな仲買人の家族にドン・ルイスさんという人が生まれました。
しかし、ドン・ルイスさんはその貧富の差に疑問をもちました。
そして「どうすれば皆が幸せになれるのだろう?」と考えてこの組合を作りました。
組合ができて民が団結すれば仲買人の利益は減ります。ですから、家族と戦わなければならない局面も多くありましたが、皆の為に活動をし続け、その組合の運営に成功し、多くの人を助けてきました。
「笑顔の素敵な優しい方だった」と中村さんがドンさんにお会いした時の印象を教えて下さいました。
ドンさんはもうお亡くなりになられましたが、最後の五年間、中村さんはドンさんとフェアトレードさせていただいたそうです。



トセパンは「森林農法」でコーヒーを育てています。
森と共生し、森を破壊しない農法です。
ある時期はメキシコ政府は木々を伐採して農薬を沢山使う農法を奨励したそうです。
短期的にはその農法も成功したかのように見えたのですが、長期的な視点や環境的な視点では問題も多かったようです。ドンさんはその農薬に対して、直感的にもダメだと感じていました。
そして、ドンさんが何よりも悲しかったのは「鳥がいなくなってしまった」こと。
鳥が大好きだったドンさんは、なんとか鳥のいる暮らしを取り戻したいと思い、この農法を始めました。
森林農法は長期的に見れば素晴らしい方法です。しかし、短期的には効率が悪いので、その価値を理解し、フェアトレードできれば、その方法を支えていくことができる。その為に中村さんもフェアトレードでコーヒーを輸入することにしたそうです。
そのかいあって、いまや森林農法は大成功し、鳥も帰ってきました。
プランテーション時代は鳥は森に数羽しかいなかったのに、いまや200種類以上の鳥がトセパンの森にはいます。食べ物も豊富で渡り鳥も多く来るのだそうです。

はじめは人の為の協力活動でしたが、今や他の動物や植物と共生する活動になっています。まさにネイティブの智慧が生きているのだと思います。

そして彼らは「トセパントミン(お金は皆のものという意味)」という銀行も作りました。
ネイティブに普通の銀行はお金をなかなか貸しません。ですからもしもネイティブの働き手が怪我などをした場合、どうにもならなくなって高利貸しお金を借りてしまう場合があります。そうすると利子が払えず、土地まで取り上げられてしまうという事が多くあったそうです。
そんなことが起こらないように、皆でお金を少しづ出し合って銀行を作りました。
そして、いまやその銀行も成功し、お母さん達が起業する支援をしたりして、
女性を大切にする、メキシコの代表的な団体になったそうです。


そんな形で成功したきたトセパンの活動を中村さんもフェアトレードという形で支援されて来たのです。
しかし、今、トセパンの地域で鉱山問題が起きています。鉱物を先進国の人々が欲しがっているので、その為にメキシコ政府も強引に開発を進めようとしています。
その事にトセパンの皆さんも反対し、運動していますが、政府の弾圧も激しいようです。

世界はもう繋がってしまっています。
その鉱物を利用する人の中に私達も知らずに組み込まれてしまっている場合もあります。
中村さんのように関わるか?そうでなく関わるか?
私達の日常と、地球の裏側のネイティブの暮らしが繋がっている時代なのですね。
意識的にいきたいと思いました。




川内原発の再稼動のニュースがあります。

地元住民の方々とも大きな摩擦が起きています。
その中でも問題なのは、原発事故被害の時の避難訓練を再稼動後に延期したことです。
福島の例を教訓に、住民の安全を確認してからという意図は普通だと思いますが、
今、政府がしていることは逆です。



安保法制に反対している今のシールズなどの運動には希望を持っています。
日本人は既成事実に弱い性質があります。なにか決まってしまったら諦めてしまう傾向がある。
でも、今は違う気がします。
私達が運動をあきらめた時に、私達は負ける
と先人は伝えてくれています。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ここからの情報は中村さんのブログにも詳しく載っています。
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze
この時にも直接お話いただいたので、特に心に残ったことをシェアしたいと思います。



チェルノブイリから学ぶと、今の日本の対応には大きな疑問があります。

チェルノブイリでは
被爆量が年間0.5〜1mmシーベルトの地域は監視地域
1mmシーベルト以上は移住の権利があり、保障や賠償をしてくれる
5mmシーベルト以上は移住のは義務化されています。
チェルノブイリでは事故後約4年10ヶ月後に、この制度が法制化されました。

4年以上が過ぎた日本の状況はどうか?
日本は今も20mmシーベルト以上の地域だけを居住不可としているだけであり、被害者をしっかり支援する法もできそうにありません。それどころか、被爆量が高くても20mm以下の地域に住民を帰そうとしていて、今までしてきた10万円の援助金を打ち切ろうとしてます。

チェルノブイリはその制度が出来、実行されているにも関わらず多くの人が今も後遺症に苦しんでいます。日本はどなるのか?命を軽視してはいないか?多くの疑問が残ります。



福島の子供達の現状は?

甲状腺癌の検査が行われています。
通常は100万人に1〜2人と言われている、小児性甲状腺癌患者の割合ですが
福島では30数万人を検査して、癌と癌の疑いがある人をあわすと126人になっています。
政府はスクリーニング効果(一気に広範囲に検査すると患者数を多めに検出してしまう効果)や過剰検査や過剰診断だと言って、放射能を影響を否定する見解を出しているのですが、ホントにそうでしょうか?この人数の増加をそんなことで説明できるのでしょうか?なんだか変です。

中村さんたちは、福島だけでなく全国的に甲状腺の手術数を表にしたりして、周辺地域や全国的な被害を把握しようとしています。



チェルノブイリから学ぶと、放射能の影響でなってしまう病気は癌だけではありません。
心筋梗塞、慢性リュウマチ性心疾患、白内障、前立腺悪性腫瘍などなど、
福島の現状を表している文が中村さんのブログにありましたので是非見て下さい。
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-19515
2010年と2014年を比較すると
心筋梗塞は2.4倍、 慢性リュウマチ性心疾患は2.9倍、白内障2.3倍、前立腺3倍などです。



新国立競技場の建設費が2520億円というのが話題になっていますが
「もんじゅ」や「六ヶ所村再処理工場」の方が、よっぽどな浪費になっています。

もんじゅは今まで1兆円以上の経費を費やしましたが、少しも発電しておらず、事故続きで稼動できないのに毎日5千500万円、年間200億円の維持費がかかっています。六ヶ所は今まで2兆円以上の経費、これから11兆とも19兆とも言われる経費がかかると言われています。
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-19734
このこともマスコミなどの話題にあまりなっていませんね。
何故か?そこを考えたうえで情報をシェアしていくこと大切ですね。



中村さんは
誰にでも分かるようなデータを、分かりやすく伝える」ことが大切と言っていました。
そして中村さんたちは
子供達を放射能から守る、企業の市民のネットワーク」を最近作りました。
このような活動を通しても、今後中村さんたちの活動は継続され、情報と智慧がシェアされていくのでしょう。

今回お伝えできたのは、教えていただいたことのほんの一部です。
お忙しいのにも関わらず、思いを込めて、多くのことを伝えていただいたことに心から感謝しています。

しっかりと現状を理解する心と目と耳を持って
これからも進んでいきたいと思います。

いつもありがとうございます。

ホーミタクエオヤシン

山田拝



日程など詳しい情報はHPをご覧ください。

参加方法(基本的に2012年のウォークと同じ)
こちらのページをご参考にして下さい、
参加方法
歩き方・要綱・注意点
今回のウォークや交流イベントに是非ご参加下さい。
 
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そして、ウォークやイベントに実際来れない方々とも
祈りや、メッセージや、学びを共有していきたいです。
なるべく、ウォーク期間中は頻繁にブログをアップしたいと思っています。
是非、このブログの情報などを、FBなど、それぞれの方法でシェアしていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
 
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