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11月14日 Dennis Banks Japan Tour 2016 イベント@金沢文庫アサバアートスクエア報告 スタンディングロックは大きな意味を持っています。

 

11月14日(月)

 

アサバアートスクエアにデニス師が到着しました。

アートスクエアを主催している浅葉先生は

ネイティブとの親交も深く、

毎年開かれている金沢文庫芸術祭では毎年

先住民族広場という場をもうけ、ネイティブの文化を紹介されています。

「子供の未来は 地球の未来」という思いがこの広場を開く意義であり

その意義の為に先住民族の智慧が必要という確信がそこにあります。

 

先生は昔からデニス師のことをしっており、25年以上デニス師をお迎えしたいという思いがありましが

その願いが現実になった瞬間でした。

 

持ち寄りで美味しいそうな食事が用意され

スピリットプレートを準備して感謝の祈りをささげました。

 

そして和やかに食事の時間を過ごし

 

デニス師のドキュメンタリー映画を見て

いよいよデニス師のお話が始まりました。

 

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私はここに到着して

浅葉先生に出会い、素晴らしい作品にかこまれた

この場所がすぐに気に入り

2日間の滞在予定ですが、2週間くらい留まりたい気分になっています。

 

 

そして

今日は私達が今とても大切に思っている場所

スタンディングロックについてお話したいと思います。

スタンディングロックはノースダコタのスー族の聖地です。
そこにダコタパイプラインというオイルのパイプラインの計画があります。

 



その
パイプラインはスー族のご先祖様のお墓の上を通ることになっていまして
彼らはこの工事に反対しました。
そして、このパイプラインはミズーリ川の下を通ることになっているのですが
もしも、地下でこのパイプからオイルが漏れて川が汚染された場合
この川の水を利用している約1800万人の人に影響が及びます。

 



今年の4月1日にスー族の人達がここでキャンプをしてパイプライン反対の座り込みを始めました。
最初は20人だったのが1週間で約100人になり
今は9000人から1万人の人がそこでキャンプして活動しています。

これから冬が来てとても寒くなるのですが
工事が継続することを聞いて、私達もキャンプを続けることにしました。

 



そこには
多くの若者が集っています。
彼らはここに来るために、移動費や服や靴やいろいろなものを調達してここに集ってくるのですが、一度ここに来ると多くの若者が帰りたくなくなってしまうのです。
もちろん、それはこの問題が重要であることも原因なのですが
沢山の部族の人達が集っているので
色んな祈りのドラムや歌を聞くことが出来るということも大きな原因と感じています。

 



そして、彼らが聞いてるのは、単にドラムの音や歌声ということではなく
かつて、ネイティブの戦士たちが発していた音を、そこで今、再び聞いている感覚になっているのです。

彼らはそのことを感じていて
その音が彼らをそこから離れたくない気持ちにさせているのです。
集っている若者達の世代は
ちょうどかつてネイティブ達が成長し戦士になった世代です。

私達は戦士のことを
「オゲチダ」といいます。

 



オゲチダは
コミニティーや家族を守る責任を負うものの事を言います。
かつては
年長者の為に狩をし
妊婦さんの為に食事を用意し
木を運び、水を運びます。
太鼓を作ったり、薬草を取りにいったり
先見の目をもって皆の為に働きました。
これがオゲチダです。

 

私は最近、武士道についても学んだのですが

侍の精神とオゲチダの精神に類似点があることをしりました。

それは、勇気、真実、愛というような美徳であり

世界中の精神性の高い戦士の文化には共通店が多くあります。



そして

このオゲチダの文化は今も生きています。

AIMの活動もまさしくそうなのですが
1973年のウンデットニーに立てこもった時もそうでした。

1890年にこのウンデットニーでは約250人の男女がアメリカ軍によって虐殺されたのですが
それと同じ軍が今はスタンディングロックで活動しています。

私達にとって
スタンディングロックは大きな意味を持っています。

 



スタンディングロックが陥落することは
私達が倒れることを意味しています。
スタンディングロックが死にたえることは

私達が充分な活動しなかったことを意味し
私達の死を意味します。

私達はスタンディングロックを一人で死なせはしません。

 

私達とスタンディングロックは一つであり、私達自身なのです。

 

スタンディングロックと共に立ち上がりましょう。
 

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スタンディングロックが如何に重要なのか?歴史的な見地からもデニス師が詳細に書かれた記事があります。

http://www.sfchronicle.com/opinion/openforum/article/Why-we-take-a-stand-at-Standing-Rock-10597021.php

ぜひご覧下さいませ。

 

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この写真を見ても分かるように、このパイプラインで流れてくるオイルは

アジアにも送られます。私達は毎日の生活の中でオイルの恩恵を受けています。

すでに私達はこの問題と繋がっています。

ネイティブ達は水を守るために立ち上がりました。

私達は?どうでしょうか?

放射能は?

共に考える良い機会を与えられたと思っています。

 

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そして

このイベントのスタッフをしてくれているハルカさんも

Japan Stands With Standing Rockというサイトを立ち上げて

日本の皆さんにこのことを知っていただき、理解していただき

サポートしていく活動をしています。

https://www.facebook.com/JapanStandsWithStandingRock/

デニス師とも意気投合しお互い協力しあっていこうということになりました。

ぜひこちらのページにもアクセスしていただけたらと思います。

 

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世界中の問題も繋がっていますが

世界中の愛も繋がっています。

皆で助け合って

水や母なる地球を守っていきましょう。

それが私達の命そのものだからです。

 

いつもありがとうございます。

ホーミタクエオヤシン

 

山田拝

 

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これからもデニス師のツアーが続いていきます。

皆さんにお会い出来ることを有り難く思っています。

どうぞよろしくお願いします。

http://blog.7gwalk.org/?eid=1262621

11月11日(金)6:30〜8:30pm 

@東京永代橋 デニスアメリカングリル
“デニス&ミノーを囲んでインディアンディナー” 

 

 

 


11月14日(月)18:00〜

@金沢文庫 ASABA ART SQUARE
“デニス映画三部作 ダイジェスト版上映、
デニス師トーク 歌  

11月15日(火)11:00〜

@金沢文庫 ASABA ART SQUARE
ピクニックランチ & トーク
 


11月16日(水)18:30〜20:30
@長野県 伊那市 日陰集会施設 ひだまり

1500円+ドネーション

問い合わせ 080−3833−6036




11月17日(木)18:00〜

@愛知県 春日井市 カフェたいよう
お話会

https://www.facebook.com/events/1810604582560038/

 

 

 

11月19日(土)13時開場 14時開始

@大阪 中崎町ホール
〜Dennis Banks Gathering〜
伝説のインディアンが伝えたいこと

 


 

11月23日(水・祝)開場15:00 開始15:30 終演19:00

@新横浜 スペースオルタ
Dennis Banks Gathering
〜伝説のインディアンが今あなたに伝えたいこと〜
ネイティブの叡智に学ぶ 〜アイヌの長老・浦川治造氏を迎えて〜

 

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祈りと行動を結びつけることによって先住民の生きる権利を守ってきた、伝説のインディアン、デニス・バンクス師。
数々の困難をのりこえて来た経験を踏まえ、ネイティブの教えを私達に語り伝えてくれます。

「All life is Sacred」(全ての命は聖なるものである)


「地球は母で、空は父 月は祖母で太陽は一番上の兄、全ての命は兄弟姉妹であり、親戚であり、全ては繋がっています。」


「母なる地球との関係性を先ず学び、母なる地球が愛してくれるように他を愛しなさい」


「Be of One Mind !」(心を一つに)

そして、祈りや歌やダンスによって、心と身体で理解し、
愛と共に分かち合うことも、今回のツアーの目的としています。
理解と体験を通して、ネイティブの智慧を分かちあい、日々の生活に活かしていくきっかけになれば幸いです。

皆さんの参加を心待ちにしております。
どうぞ、よろしくお願いします。

 



デニス・バンクス師 紹介 
1937年 ミネソタ州のオジブエ族居留地に生まれる。
1968年 AIM(アメリカインディアン運動)を結成し、
先住民の権利回復運動を始める。
1973年 ウーンデッドニー占拠等でレッドパワーのリーダーとして世界的に有名になる。 
1978年 大陸横断平和行進「ザ・ロンゲスト・ウォーク」を成功させ、インディアンの生きる権利を奪う十一の法案を退ける。
2008年に「ロンゲスウォーク2」、

2011年に「糖尿病撲滅宣言」を掲げた「ロンゲスト・ウォーク3」、

2016年ドラッグ問題の解決を訴えた「ロンゲストウォーク5」などを通して、

世界中に環境保護、精神的なメッセージを今日まで届けている。

 

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主催:7 Generations Walk
協賛:米国NPOナワカミッグ・インスティチュート

 

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お問い合わせ

7 Generations Walk 代表 山田圓尚
mail 7gwalk@gmail.com
web http://www.7gwalk.org/
 

 

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7Generations Walkの運営資金に是非ご協力下さい。
どうぞよろしくお願いします。
資金協力呼びかけページです。
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262412
 

 

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