<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 7GWalk より 2017年新年の抱負 | main | <お知らせ>2月5日 京都大原三千院で、堀澤祖門先生のお話を聞く会 >>
Standing Rock について 〜日本山妙法寺 安田純 法尼のお話から〜

先日1月19日(木)に大阪の中崎町で
昨年の11月19日に中崎町ホールで行われたデニス師のイベントのフォローイベント
「Dennis Banks Gathering のメッセージを深め繋ていく会」が開かれました。
この会に偶然にアメリカから来日中のデニス師とアメリカンインディアンムーブメントを1970年代から強力にサポートされている、日本山妙法寺の尼僧、安田純さんにご参加いただきまして、スタンディングロックについてのお話などをしていただきました。


そのシーンは動画として公開されています。

https://www.facebook.com/hamachan.peace/videos/1193613857412118/

このお話の内容がとても重要に感じられましたので、内容を書き出しましてシェアさせていただきたいと思います。

  ☆ ★   ☆ ★   ☆ ★   ☆ ★

以下 安田純法尼のお話から書き出しです。

 



スタンディングロックに続く歴史の紹介

Standing Rock の運動が盛り上がっていますが、そこにいたるまでの歴史の一部をご紹介します。
1978年にアメリカのサンフランシスコからワシントンDCまでのロンゲストウォークがありました。
これはアメリカ政府が提出した、インディアン撲滅法案とも呼ばれる11の法律に反対し、
水の権利、森の権利、信仰の権利、などなどの権利を守る為に、デニスバンクス師をはじめ、多くのインディアン達が「歩く」という行為で立ち上がる、「祈りのウォーク」でした。

私の師匠の藤井日達上人に「インディアンがアメリカの大地を歩いているので、そのお手伝いをして下さい」と言われ、私はそのウォークに参加したのです。
師はまたこう言いました。
アメリカが平和に変わっていくとしたら、それはインディアンの人達の祈りが中心になるでしょう。インディアンの祈りの中で変わっていくでしょう。
しかし、この約500年間、インディアンは弾圧され虐殺され続けてきました。ある時は、約1000万人いたといわれるネイティブが、70万人にまで減ってしまったと言われています。
ですからある意味、力を失っている部分がありますから、太鼓を打って後ろからついていって下さい」

インディアンの精神性の高さに感動しました。

そして、ウォークに参加した時に、インディアンの祈りの精神性の高さに感動しました。
大地をうやまい、大地に帰る。
大地を母として祈り、大地の上に全て繋がっている。

ここに力があると確信し、それ以来づっと、インディアンの後ろを歩いてきました。

インディアンの人達は大地を大切にしてきました。40年前、まだそんなに環境問題が悪化していない時も、ずっと大切にしてきました。欲望が私達を滅ぼそうとしています。インディアンの人達の声を今こそ聞くべきです。


Stnding Rock について

 

(スタンディングロックの基本情報はこちらをご覧下さい。http://blog.7gwalk.org/?eid=1262635

ダコタパイプラインの計画では約1800キロのパイプラインを2016年の11月15日までに作る予定でした。その時までに、スタンディングロック周辺の約3kmを除いて、完成している状態でした。
その反対運動を警察や機動隊、軍隊までも出動してきて鎮圧しようとしました。
インディアンは軍や警察の暴力に対して、手を上げたり反撃したりしません。
その姿に多くのアメリカ人は感動し、多くの若者がこの運動に参加しました。普段はあまりこのような運動に興味のないような若者もこの運動に興味を持ち、協力したり参加するようになりました。
アメリカではこのスタンディングロックの運動は広く有名になっています。


現在、スタンディングロックには約4000人が滞在していますが、キャンプ地は三つのブロックに分かれています。
そのキャンプを2016年の4月に始め最初に立ち上がったのは部族の一人のお母さんでした。そのお母さんには6人の子供がいますが、一人の息子さんは亡くなっていて、その息子さんのお墓が、パイプラインの建設で破壊されてしまう予定でした。ですので、そのお母さんが部族の人達と話し合い、お母さんの土地がパイプラインの直ぐ側でしたので、その土地を解放して、反対運動に参加してくれるように呼びかけたのが、このキャンプの始まりとなったのでした。
このキャンプを「Sacred stone Camp〜聖なる石キャンプ〜」と名づけています。
しかし、大勢の参加者が現れまして、そのキャンプ地は満員になってしまい、部族の公共の土地を解放してキャンプ地にし、その土地も満員になったので、川の向こう側の部族の公共の土地も開放し、今は三つのキャンプ場がスタンディングロックにあります。

祈りと非暴力で問題を解決しよう


キャンプに新しい参加者が来ると、キャンプの主旨を説明してくれるレクチャーがあります。
ここは精神的な祈りのキャンプです。問題を解決するとしたら『祈り』が解決をします。暴力で解決しようと思う人は、このキャンプから出て行くようにお願いします。
インディアンは朝晩、サンライズセレモニーとサンセットセレモニーをします。それを理解出来ない方もこのキャンプから出て行くようにお願いします。
軍や警察と向き合う時、彼らは武器を持っています。怒りを持つ人は前列には立たないようにお願いします。
全てが繋がっていると思う人、向こう側に立つ人とも繋がっていることを理解し、その人達のことも思える人だけが、前線に立って欲しいと思います


ウォールストリートのオキュパイ運動との繋がり

スタンディングロックが起こる前、ウォールストリートのオキュパイ運動が起こりました。1%の富を独占し世界を支配しようとする人達に対して、99%の民が自由と平等を求めて運動を起こしたもので、そこでも何ヶ月も若者たちがキャンプしました。その若者達もスタンディングロックの祈りに触れて感動しています。

軍と警察の暴力



警察や軍隊は銃を使って、運動を鎮圧しようとしてきました。しかし、反対運動をする市民を殺すことはできないので、ゴム製の弾丸を使いました。また、からしのスプレーを目にかけたりして目をつぶそうとしたりして、殺しはしないけれども、拷問のような仕打ちを運動者にしてきました。
しかし、彼らは非暴力でその運動を続けてきました。

11月頃はすでに気温は−10度〜−15度でした。風が来るとさらに寒さがまします。
そんな中、祈りの行進をスタンディングロックでしていますと、その人達に対して警察や軍は放水をしました。五分もその水をかぶっていたら、凍ってしまいます。それが原因で200人近くが病気になりました。戦争で市民に使ってはいけないとされている武器も使用され、女の子が大怪我をし、病院で手術して治療しなければならなくなり大問題になりました。軍はその武器の使用を否定しましたが、彼女の傷口の中からその武器を使用した証拠が見つかっています。
しかし、そのような時にでも彼らは祈りでその残虐な行為に応えました。
そのような姿に共感し、中米や南米、カナダ、そしてオキュパイ運動に参加していた若者達もこのムーブメントに参加しています。

退役軍人2000人もスタンディングロックの運動に参加し12月5日に軍部の意志が変化



アメリカ軍部から2016年の12月5日までにキャンプの撤去するように勧告されていて、緊張感が高まっていました。
そこでナバホ族の退役軍人が、アメリカ中の退役軍人にスタンディングロックの支援を呼びかけたところ、約2000人の退役軍人が、12月5日に集まりました。そして彼らは、反対運動をしている側に立ちました。現役の軍人と退役軍人が対峙することになってしまいました。
その事実を目にした軍部は、急に態度を急変させて、ダコタパイプラインの建設許可を却下して、今は一度、一応、工事は止まった状態になっています。

しかし、まだ工事関係の機材も軍の人達も撤収したわけではなく、工事中止と言いながらも、新しい溝を掘る工事をしていたりするそうです。
新しい大統領のトランプ氏はオイル政策を推進する意志が強いので、また状況が変わる可能性が高く、まだ約4000人の人がキャンプに残っています。
今の季節はノースダコタの大平原は気温が−40度から−50度になります。皆薪を燃やして暖をとっていますが、ノースダコタは平原なので薪があまりありません。そこで全米の人が協力して、スタンディングロックに薪を運んでいます。

様々な宗教者もスタンディングロックに協力しています。

アメリカにはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教などの多くの宗教が混在しています。その様々な宗教の聖職者の中で、「大地を守ろう」という思いある人達が約500人集まり、スタンディングロックで活動し、そのうちの約200人が逮捕されました。そして、その裁判の中で、人権をアピールするという活動もしている人達もいます。

そのような活動を真剣に受けとめている人達も全米に多くいて、そのうねりの中にスタンディングロックがあります。

沖縄の人達との共感



私たちは一昨日まで沖縄に行き、辺野古や高江を訪問し、現地の人と交流してきました。
沖縄の人達はスタンディングロックのことを良く知っていました。沖縄の人達もアメリカのインディアンも政府に虐げられてきたからです。私たちのアメリカからの訪問団30人の内に黒人やネイティブや平和活動している退役軍人もいて、沖縄の皆さんも私たちの訪問を喜んでくれました。
スタンディングロックの問題は、スタンディングロックだけの問題ではありません。

それぞれの場所でスタンディングロックを作っていこう

それぞれの場所でスタンディングロックのような精神的な祈りの運動の場をを作っていこうという運動がひろがってきています。
ニューヨークのマンハッタンから北に約80キロ、ハドソン川沿いのインディアンポイントというところに原発があります。その原発のすぐ側にもオイルのパイプラインを通す計画があるのです。この計画もあまりにも危険ということで、地元のインディアンの「ラマポラマぺ族」の人達がそこでキャンプを始めました。

私たちも3月11日にこのインディアンポイントに到着する予定で祈りのウォークをする予定です。
「水が私たちの命」というメッセージを発信していきたいと願っています。
ニューヨーク州にはシックスネーション(イロコイ連邦)のネイティブの人達がいますので、彼らにウォーターセレモニーをウォークの最初と最後にしていただく予定で、色々な人達と協力してこのウォークもしていく予定です。

ニューヨーク州、ニュージャージー州でも地元のスタンディングロックができています。

 

スタンディングロックはこれから精神的改革の中心になると感じています。


スタンディングロックと共に立ち上がりましょう。

 

 

以上 安田純法尼のお話からでした。

 

 

 

  ☆ ★   ☆ ★   ☆ ★   ☆ ★

お問い合わせ

7 Generations Walk 代表 山田圓尚
mail 7gwalk@gmail.com
web http://www.7gwalk.org/

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

7Generations Walkの運営資金に是非ご協力下さい。
どうぞよろしくお願いします。
資金協力呼びかけページです。
http://blog.7gwalk.org/?eid=1262412
 

COMMENT