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敵の為に祈ってから始めたネイティブの活動の成功例から学ぶこと

 

1978年、デニス・バンクス師は、ネイティブの権利を奪おうとしている大統領と大統領の家族の平和と幸福を祈ってから、ロンゲストウォークを始めました。そして、銃を捨て、祈りのパイプを先頭に、アメリカを歩いて横断しながら、メッセージを伝えました。

結果的に、部族や人種を越えた共感と協力を得て、ネイティブの権利を守りました。

 

 

歴史上アメリカ政府によって数知れない同胞を殺され、現代になっても虐げられ続けて来たネイティブ達の心情を推し量るのは私には到底できません。そこには想像を絶する残酷な苦しみや悲しみがあったと思います。それでも尚、活動の始めに、敵の為に祈ったデニス師やネイティブの方々の祈りの深さにいつも感嘆します。

 

 

その祈りを聞いた時、藤井日達上人をはじめとする日本山妙法寺の僧侶達もその祈りの深さに深く共感し、これはサポートしなければならない!という思いをいだき、沢山の日本人僧侶や日本人もロンゲストウォークを共に歩きました。

 

「色即是空 空即是色」

全ては命は本来一つであり、地球上の生命は一つの家族のようなものである、というのは世界中の深い教えの共通点であると思いますが、それを実践するのはなかなか難しいものです。だからこそ、それを実践した、デニス師やネイティブの祈り人たちを、多くの人が尊敬し、協力したのだと思います。

 

もちろん、そのメッセージは日本の僧侶だけでなく、部族や民族を越えた人々の共感を呼び、結果的には素晴らしい結果をうみました。暴力ではなく、調和の力で世界を変えることが出来たのです。

 

そのような変化こそが今こそ必要な変化なのだと感じています。

 

 

デニス師が敵の為に祈ったのは、「母なる地球との関係性を学び、母なる地球が自分を愛してくれるように他を愛する」というネイティブの美徳を実践していたからだと思います。

 

そして、暴力の象徴である銃を持たず、祈りのパイプを先頭に歩いたのは、現代における非暴力も象徴していました。平和とは調和であり、パイプはその平和を現すものです。非暴力の力は、平和を求めるということにおいて、暴力よりも強力だからこそ意味のあるものです。そんな深い祈りがネイティブのパイプに込められていました。

 

長い距離を歩く間、奪われそうな権利を想い、人々は怒りや不安に駆られたと思います。でも、大いなる調和の象徴であるパイプと共に歩くことによって、不安や怒りからではなく、母なる地球が示すような愛と調和から声を発することを心がけたのだと思います。

 

そして鷹に象徴されるような、俯瞰的な視点と導きもありました。全ての生命は母なる地球に生かされているという点で同じだという視点です。鷹の視点を持つことは、その大いなる愛からの導きを得る事とも言えるでしょう。

 

結果的にそのメッセージが民族や人種を越えた多くの人の共感を得ました。

 

何故か?その姿が力強く美しかったのはもちろんですが、ネイティブだけにとどまらず、全人類にとっての普遍的な希望と安心感を与えたから皆が心から共感し、応援できたのだと思います。沢山の著名人も賛同し協力しました。

そして、その賛同の巨大な動きは、国会をも動かし、ネイティブの権利を奪う法律案は棄却されたのです。今もその権利は守られており、その精神性は今も受け継がれ、自ずとその精神性は全世界に拡がっています。

 

 

イーグルの視点から敵の為に祈り

暴力を捨て

祈りを持って行動し

愛と調和のうちに共鳴し

皆の精神性が高まり

気づきの連鎖で

平和的に問題を乗り越える

 

ロンゲストウォークはネイティブが現代に示した社会運動の成功例です。

 

 

 

 

 

しかし、デニス師のように高い精神性を持ったネイティブ達が祈り行動しロンゲストウォークを成功させても、すぐに全ての問題が解決したわけではありませんでした。依然、アメリカ政府との対立は続き、デニス師達も、必要な要求を主張し続けなければなりませんでした。

 

祈れば願いがすぐ叶って、敵と友達になれるというのは現実的ではありません。デニス師も大統領と実際に友達になったわけではありませんでした。

 

しかし、敵の為に祈ったことで、他の人の賛同を得たのも事実です。

 

要は自分達の活動や行動の最終的に目指す所が、生命の理に根差した幸福であることを明らかにすることに意義があったのだと思います。ですからそこに希望を感じることが出来た人たちが違いを越えて共鳴したのでしょう。

 

 

合気道の達人として有名な塩田剛三氏の名言があります。

「合気道で一番強い技は?」と問われて、「それは自分を殺しに来た者と友人になることさ」と答えたそうです。

それが道を究めるものが見ている境地です。それは達人だから出来る!という技であるのかもしれませんが、その技が天地の理に即しているからこそ、達人がそれを技として体現できるということなのだと思います。その境地に達するまではもちろん並外れた切磋琢磨があり、達人だからこそ、その理を技として体現することが出来るわけです。しかし、それは、達人が作った境地ではなく、もともと全ての者の中にある命の理を、技として表現したという方が近いと思います。命は存在するだけで奇跡であり、天地の理に即しているからこそ命を持続することができます。だからこそ、万民がその技を無意識に凄い!と感じ、達人の技だと理解できるのだと思います。その道がその理に続いているからこそ本物であり、そのような道を人として全ての人が辿り、各々の形で表現するべきだと思います。それが天命を全うするということであり、そのような人が増えることが力強い平和に繋がっていくでしょう。

 

 

社会活動も同じような部分があると思います。

命の理と、社会の理が統合してこそ、人の生きる道が示され、お互いを本当の意味で助け合うことが出来るのだと思います。その為に伝えられた先人の智慧がたくさんあります。アニシナベ族に伝わる7つの美徳もそのうちの一つであり、その美徳を紹介するシェア会もしています。

http://7gwalk.org

 

社会的な調和と幸福へのプロセスとして、今ある食い違いを調整する為に、時にしっかりと発言し行動し、不調和を調整することも必要です。人と人、人と自然が現実世界で調和する為には、自然の調和と社会の調和がずれてしまっている現代はそれなりのプロセスを踏襲しなくてはなりません。

 

ですから内面的にその調和と愛を常に見据えて、精神と肉体を清らかに保ちながら、行動し、皆と協力し続けることが必要なのです。

 

 

憎しみをもって相手を抹殺する為に戦っても永遠に平和はきません。あくまでも全ての命が調和の内に一つであるという生命の理に即した平和の為に、暴力よりも強い調和の力をもって行動しなければ、平和はこないということです。本当に大切なものを守りたいのであれば、今すぐ暴力を手放し、命の理に目覚めるべきです。それを具体的にその場面その場面で体現していくことが大切なのですが、敵の為に祈った、デニス師達の行動はその顕著な一例だと思います。デニス師達に与えられたその苦しみや悲しみを思うと、その祈りにどんな深い愛と強さがあったかわかりません。その祈りを讃えたいと思います。そして、その結果として、共感の力で、社会を動かし、生きる権利を守ったその活動をお手本に出来たらと思います。

 

敵の為に祈ってから活動するのであれば、その活動は愛と平和に結びつき

敵を憎んでから活動を始めるのであれば、それは破壊と破滅を招きます。

現代に顕著な社会の道理だと思います。

 

 

祈り行動することが大切だ!とデニス師は言い、行動でそれを示し最後まで活動しつづけました。私もその道を歩み続けられたらと思っています。

 

ニカニガナ

 

山田拝

 

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