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2020.3月メッセージ vol.2 バランスについて考える

 

今ある問題に対処し、ある程度解決した後に、今度はあるべき姿に戻り、その姿を成長させていくという明確なビジョンを持ててこそ、問題にも肯定的にパワフルに向き合うことができるのだと思います。問題を解決するが目的なのではなくて、問題を解決するのは通過点で、その先の、それぞれが天命を全うし、それをお互いがサポートしあうという方向性をしっかりと見据える為にも私なりにシェアをしていきます。

 

 

前回は癒しの為に「心・肉体・自然が調和していることが大切」ということをお伝えしました。今回は「バランス」について書いてみたいと思います。

 

とは言っても、私は精神性に重きを置いて学び、活動してきました。私のシェアしたいことは、意識の視点から如何に肉体と自然とのバランスを取っていくか?ということです。もちろん、全てがバランス良くあることが大切ですが、どこから学んでいくか?は個々それぞれのようです。ですから、意識や精神的なことから入って、肉体と自然とバランスを取っていく。肉体的なことから入って精神と自然とのバランスを取る、自然や理を学んでから精神と肉体のバランスを取っていくことが大切で、どこから学んでも「心・肉体・自然」が調和していることが大切であり必要なことなのでしょう。逆に言うと、自分の専門分野だけを知っているだけでは不十分ということです。最近の科学や物質至上主義の不十分な点はここだと思います。同時に精神性だけを重んじるものにも同じ落とし穴があります。アインシュタインの後悔や原子力や放射能問題の原因はここにあります。京都大学の小出助教授が国会でお話しされた時にガンジーの言葉を引用されていたことも印象に残っています。

 

ガンジーの碑文に刻まれた『七つの社会的罪』(Seven Social Sins)は
  理念なき政治(Politics without Principles
  労働なき富(Wealth without Work
  良心なき快楽(Pleasure without Conscience
  人格なき学識(Knowledge without Character
  道徳なき商業(Commerce wihtout Morality
  人間性なき科学(Science without Humanity
  献身なき信仰(Worship without Sacrifice
という七つの言葉です。まさに同じことへの社会的警告なのだと思います。その警告を無視した結果起こった悲劇をしっかりと見つめ、改善していかなくてはなりません。

 

 

しかし、どの分野でも極まれば全ての分野に通じます。ですから、どれかを極めていけば他の分野にも通じるようですし、繋がってしまうもののようです。道を究めた者同士が、有名、無名を問わず、ジャンルを越えて仲良くしているのを何度も見ました。そんな姿を見て素晴らしいなと思っていましたし、そんなことを目指しています。ネイティブには輪の教えというのもあります。そんな意味で私のシェアも多くの人に役立つと信じています。それでは、そんな気持ちで進めていきたいと思います。

 

                                   

 

東洋医学でも「心身一如」心・感情と各臓器、そして自然の五行が繋がっていることが説かれています。感情が健康に影響を与える事は皆さんもご存知のことかと思います。

仏教にも地水火風空の五輪の教えがあり、五輪が肉体や自然・宇宙を構成していて、その性質や役割、バランスについても説かれています。実は皆さん良く目にするお寺の五重の塔もこの五輪を表しています。

 

 

自分の肉体の中にある五元素(五輪)のことと、その性質やバランスについて考えて意識すると、自分の中で崩れていたバランスを取り戻すことができます。

その五元素は宇宙に遍満しており、その五元素が完璧にバランスの取れた存在を大日如来と呼んでいるのだと私は理解しています。この視点からは微細から無限大まで全てが相似形で出来ているとも理解できます。そして、その大日如来と私達は本来一体であることに目覚める修行が密教です。これを三密瑜伽とか三密加持といいます。

 

 

このような教えは割と若い頃から聞いていたのですが、このことを実感できたのは、教えを学んでから大分後になってからのことでした。しかし、このことをサンダンスやウォークや修行中に実感できた時に自分が癒されている感覚が確かにありました。その後も、リバウンドしたり、暮らしとのバランスを取りながら、そのような本来であり究極の感覚を、生活と祈りの両方で実践できることを目指してきました。真実を暮らしと祈りに統合していくことはとても深く、進む一歩一歩に喜びがあります。もちろん厳しいことも、迷うこともありましたが、そこにはいつも喜びがありました。結果と過程の両方に感謝と喜びがあることが真実の道だとネイティブも教えています。

 

 

大切だったのは何事も「当然」と思わないことです。

大地、水、太陽、空気、宇宙その一つ一つは想像を絶するほど大きく、そして、貴重なものです。コップ一杯の水の中に奇跡があります。そのことに本当に感動した時に、本来の自分に戻っていく道を踏みだすことが出来たのだと感じています。

 

 

いくら沢山持っていても、一つ一つの価値を理解していないのでは何の意味もありません。いつまでも、もっともっとと欲しがっている人は、物事のホントの価値を理解していないことになります。

 

逆にホントの価値を理解している人は、水や大地や空気を命に代えてでも守ろうとします。精神性の高い方々が水や山を守る為に必死で活動しているのはこの為です。もちろん、環境を破壊しようとしている方々と対峙して争う形になってしまいますから、精神的に辛くなってしまうこともあるでしょう。でも、その戦いの中には、根本的に生命を敬う気持ちがあります。ですから、そのような活動は破壊を助長するのではなく、癒しを分かち合う意味で自主的にどんどん広がっていくのを何度も目にしました。スタンディングロックやマウナケアでの活動もその良い例です。そのような活動がコミニティーに拡がり、社会に拡がります。そうすると自然が守られ、自分の肉体も癒されます。心が、生命の事実と繋がることで、肉体と社会と自然が癒されるのです。ですから繋がりを取り戻すことが癒しだと言われているのです。

 

大地や水を汚してしまうことは、それはすなわち自分たちを汚すことになり、やがては公害や病の原因になり悲劇をうみ出します。心や意識が事実と離れてしまっていることで、肉体も社会も自然も破壊してしまうことになります。

 

 

他の経路でも同じことが言えると思います。肉体をホントに理解している人は自然も心も癒せるでしょうし、自然を理解している人は肉体や心を癒し、本来の姿に全ての人の繋がりを促していくでしょう。

 

 

ですから、ここで気をつけておかなくてはならないのは自分が意識的なことを理解していて、他の人が意識的なことを理解していなかったとしても、落胆したり、軽蔑したり、敵にしてはならないということです。その人は別の経路から同じような所に辿り着こうとしているのかもしれません。

もっと言えば全ての存在はこの五輪から出来ています。不正と思ったり、敵と思っても、実は全てのものは深くは同じ所から来ています。ですからそんな意味で全ての生命は兄弟姉妹であり、一つに繋がっていると数々の教えが伝えています。ネイティブアメリカンは「All life is sacred」と言い、仏教では「一切衆生悉有仏性」と言います。この事実を如何に暮らしに統合していくのか?これが深い問いであり、実践なのです。

 

師であるデニスバンクス師は敵であるはずの大統領と家族の平和と幸せを祈ってからロンゲストウォークを始めたと言います。

http://blog.7gwalk.org/?eid=1262717

 

 

ネイティブの教えでは「バランス」を学ぶということは「尊敬」を学ぶということと言われています。バランスが尊敬、尊重に繋がるというのです。

 

なるほど、他と自分のバランス知ってこそ、はじめて尊敬し合うことが出来る。自分を知れば知るほど相手を知ることが出来るし、相手を知れば自分を知ることにもなると言えるのでしょう。逆に自分の事が分かっていなければ他のことを知ることも出来ないのだということだと思います。尊敬とはお互いを知ることですし、そこにバランスを見出す力があり、実はこのバランスこそが現実であり現象を産み出す力なのだと思います。もちろん、自分自身を知ることでも、自分の中のバランスを取り戻すことができます。

 

自分との対話、他との対話がバランスを取り戻し、尊敬し、尊重することで、個人的・社会的バランスを取り戻すことができるのでしょう。

本来、生命や現象は完璧なバランスの上に生じます。ですからバランスを取ることは生命の本来の姿と統合されることを意味し、それを癒しと呼んでいるのだと思います。

 

ネイティブの儀式は男性性と女性性・陰陽の統合から始まりますし、仏教は五輪の統合を宇宙の真理と説いています。科学の相対性理論も同じコンセプトで出来ているのだと理解しています。

 

 

ですから、対話には深いテーマが隠されていると思いますし、本当の意味で対話することが社会的な癒しに繋がっていくのだと感じています。大切なのは主張ではなくて対話なのです。

 

 

思い出すと、学生の頃、自分が好きな音楽やファッションを否定してくる大人たちに、より反発して、余計に話を聞かず、我が道を突き進み、なんだか遠回りをしてきた気がします。今、その遠回りをしている時間が現代社会にあるのでしょうか?

 

他との対話こそが社会的な癒しを促すと思いますが、その為には自分自身を知ることも必要であろうということです。深く事実に立脚すればするほど、深い対話もできます。現代社会の危うさは、対話のなさや、浅さが原因であり、自分自身を知らないこともその原因を助長しているのです。

 

批判だけでは社会は何も良くならないのですが、ただ話を聞くだけでも対話にはならないということです。

 

ホントに意味での対話をしていきたいものです。そして、どうすれば対話を始められるか?対話を深めていけるか?このことも話し合って行けたらと願っています。対話の先に社会的癒しがあり、個人的な癒しも起こり、バランスを取り戻すことが出来るでしょう。

 

山田拝

 

 

 

https://youtu.be/ubyz2kDbJkQ

 

 

2020.3月メッセージ vol.1 癒しについて考える http://blog.7gwalk.org/?eid=1262721 

 

2020.3月メッセージ vol.2 バランスについて考える http://blog.7gwalk.org/?eid=1262722 

 

 

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